胡蝶のオラクル

スピリチュアルなめかけ、霊感高まりかけ、占い好きの素人が、現在進行形で直感とヒラメキの使用例を報告します。

私の過去世の中で最も徳を積んだ一生。石工①

自分ではない人物の生涯に

並々ならぬ親近感や懐かしさや、
自分自身であったかのような
感情がわきおこるとき、
関係ないのに涙が溢れてくるとき、



それは過去世と
関係があるのかもしれない。





私には
長年手放せない
大切な紙片がありました。
もう捨てました。
でも、忘れませんでした。

あれが一体なんなのかわからないのだけど
本か家庭用教材に挟まれたチラシで
ある男性が書いたエッセイ…というか、
なんというか。
とにかく文筆家ではない人が書いた記事。
人生の回想記録みたいなもの。
A5くらいのチラシ。
書いた人の名前もない。



中身を要約します。

子どもの頃、
親の決めたところに弟子入りして
墓石を作る職人になった。
独り立ちする頃
石を切るのは全部、機械でやるようになり
血豆をつぶしながら修行して身につけた
ノミの石切り技術は
意味をなくした。
別の商売に手を出そうとしても
ノミで石を切る以外のどんなことも
頭の悪い自分にはできなかった。
どうやって生きていけばいいのか
毎日途方にくれた。
ノミで石を削るしかできないから
墓石の代わりに地蔵を彫ることにした。
売り方はわからなかった。
ある日、
置いていた地蔵の前で
中年の女性がひざまずいて
手を合わせていた。
寄ると、
死んだ我が子に瓜ふたつ。
やっと、逢えたね。
と言ってむせび泣いていた。
そして私に
「ありがとうございます。
ありがとうございます。」
と何度も言った。
帰宅する間、ずっと涙が止まらなかった。
お礼を言いたいのはこっちの方だ。
やっと一生の仕事に逢えた。
石は、人の考えるそのままの形には
彫ってもらいたがらない。
石をじっと見ていると、
自分はこういう顔になるんだ、
こうやって彫ってくれと
向こうから話しかけてくる。






このチラシを読むと
最後のところだけじゃなくて
修行をしているところや
石切りが機械化されたところから
涙が止まらなくなりました。
何度読んでも、やっぱし何度も泣けてきて
そして
この人とは別の人格が
頭の中に作り上げられていきます。

この記事を書いた人ではなくて
(書いた人はまだ生きてるんだから、
私の前世ではないわけです)
非常に似た人生を送った人物が
思い出されてくるんです。







私も、石を切っていた。
城が出来上がると、次の仕事がなくなった。
確かに、地蔵を彫っていた。
売れずに、盗難にあっていた。
この人と同じように、女性と出会った。
女性は死産を繰り返すので
前の夫と離婚していた。
私はその人と暮らし始めて
その女性はすぐに妊娠した。
彼女はものすごく喜んでいたけれど
出産と同時に母子ともに死んだ。
その2人の姿も彫った。
それも、盗難にあった。
ずっと一人で暮らしていて、
たった一年だけその人と一緒にいた。
そのままずっと地蔵を彫っていた。




ああ、そうだ。思い出した。
だから、私は石が好きだし
道端の石仏や石碑が気になるんだ。

そして、妊娠することがとても怖い。