胡蝶のオラクル

スピリチュアルなめかけ、霊感高まりかけ、占い好きの素人が、現在進行形で直感とヒラメキの使用例を報告します。

昔、睡眠外来で診断がおりなかったケースを考える

激しい眠気に苦痛を感じて

狭義の睡眠障害を疑い、

 

数年前に

睡眠外来に行ったのに

 

ナルコレプシーでも

特発性過眠症でも

クライン・レビン症候群でも

ありませんと言われて

 

しょんぼり。

堪え難い眠気に対処できずに

今でも苦しんではいませんか?

 

 

体質的ロングスリーパーとして

たくさん寝てスッキリ目覚めて

社会生活を送れているならば

問題ありませんし、

 

眠気が

時期におさまって

苦痛がないならば

そのままで良いのかと思います。

 

 

 

 

しかしながら

もしも

 

昔検査を受けたのに

なんの診断もおりず、

かつ

今でも苦しみ続けているのであれば

 

もう一度、

睡眠外来を受診することも

考えてみると良いかと思います。

 

私自身、

中学生のときに発症して

緩やかに居眠りが目立ち始め、

大学受験で急激に

レム睡眠関連症状が悪化し

特発性過眠症の一部にも

    ナルコレプシーのような

    レム睡眠関連症状がみられます。)

 

ナルコレプシーを疑って

睡眠外来を受診しましたが

PSG検査しかせず、

特発性過眠症を疑われることなく

治療自体が中断されました。

 

 

大学での6年間と

2年半の就職を

「原因不明で眠い私」

という

アイデンティティーで過ごし、

 

職場の人のすすめで

もう一度睡眠外来を受診し、

特発性過眠症過眠症と

診断されました。

 

初めて授業中によだれを垂らして

眠りこけた日から

14年が経過していました。

 

 

 

この時は

過去の辛い経験を思うと

なんで今さら、と

納得できない思いが込み上げてきましたが

 

その長い年月をかけて

睡眠医療は

進化を遂げているのです。

 

 

もし、若い頃に

診断されなかったことがあるからといって

辛さを長年放置しているならば

もう一度向き合ってみてください。

 

 

 

 

特発性過眠症の診断基準は

昔からずっと同じなの?

 

 

どうも、

調べてみたところ

特発性過眠症の診断方法は

大きく変わっているようです。

 

 

特に、

睡眠障害国際分類( International Classification of Sleep Disorders: ICSD)

改訂版の

ICSD-RからICSD-2となったときに、

 

従来は

 

以下のA+B+C+Dが最少限基準とされ、

診断に必須の条件だったらしいのですが。

A. 長時間にわたる睡眠エピソード、

     過度の眠気、

     あるいは過度に深い睡眠の訴。
B. 夜間睡眠が長時間に及ぶこと、

    あるいは頻繁な日中の睡眠エピソードの存在。
C. 発症は徐々で、多くの場合25歳未満で発症する。
D.訴えの持続が少なくとも6ヶ月以上。

 

 

この後から、

ナルコレプシーの診断で使われる

PSGとMSLTの検査を行い

平均入眠潜時間と

入眠時レム睡眠の回数を見て

操作的に分類する方法に変わりました。

 

 

 

 

診断基準の中で、

D.訴えの持続が少なくとも6ヶ月という

 条件が緩やかになっていますし、

 

実際、今では

3ヶ月以上継続して睡眠時間が10時間以上に

延長しているならば、

MSLTが診断に必須ではないらしく

訴えの持続が短いために

昔診断がおりなかった人であれば

今なら特発性過眠症

診断されるかもしれません。

 

 

また、

 

B.夜間睡眠が長時間におよぶこと

   あるいは頻繁な日中の睡眠エピソードの存在。

 

という項目がありますが、

 

これだと夜間睡眠が6時間〜10時間未満で

日中ずっと

耐え難い眠気に耐えている患者さんは

該当しないことになります。

 

しかし、

ICSD-2以降

長時間睡眠を伴う特発性過眠症の他に

長時間睡眠を伴わない特発性過眠症

(夜間睡眠が6時間から10時間のタイプ)

が新しく分類されており、

 

従来は

特発性過眠症と診断されなかったはずの人が

ここから対象になっていると考えられます。

 

 

 

 

さらに、

この2種類の分類は

現在、もっとも新しいICSD-3では

両方が「特発性過眠症」として

1つに統合されています。

 

 

つまり、

2005年に公開されたICSD-2よりも

以前に用いられていた

ICSD-Rが指標になっていた頃と

現在では

 

特発性過眠症」という言葉の意味が

あらわす対象が異なるのです。

 

 

過去に受診したのが

2005年以降であったとしても、

臨床現場で

新しい診断方法を適用するまでは

タイムラグが生じたかもしれません。

 

(今も、

    最新の診断基準は

    ICSD-3であっても、

    ひとつ前のICSD-2の指標が

    よく参考にされています。

    最新の改訂版については

    下の記事に書きました。)

http://majinemusugi.hatenadiary.jp/entry/2017/03/29/045452

 

 

 

 

そうしたことを踏まえると

昔、睡眠外来で

診断がおりなかったからといって

 

自分が過眠症ではないのだと

自分に言い聞かせながら生活するのは

もったいないことです。

 

 

 

 

 

納得できる診断をもらえるまで

粘るのは、恥ずかしいこと?

 

 過眠症について

テレビ番組やネットニュースで

取り上げられると

本ブログの閲覧数が増えます。

 

 

教養のため、お仕事のために

疾病を調べる方も

多くいらっしゃると思いますが、

中には

ご自分が

強い眠気に悩んでおり、

切実に情報を求めている方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

自分も人様のことなどを

申し上げられる立場ではありませんが

 

ネットには

どんな情報も簡単にあげられます。

 

信憑性がどれだけあるのか

自分で判断してゆかなければ

思い込みや誤解が強まってしまいます。

 

自分が病気かどうか知るために

確かなのは、

自分が病院に行くことです。

 

例示されている症例は

文章にしやすい典型的なもので

自分がそれと似ているとは限りません。

 

そして

特発性過眠症の診断基準は

前述したとおり変わっており、

ページの公開日が新しいからといって

中身の情報まで新しいとは限りません。

 

ネットで見た知識を元に

「これには当てはまらないから違う」は

違うのです。

 

 

 

何度も何度も

病院を変えるとなると

時間の面でも

経済的な面でも

大変ですし、

 

なんだか自分が

病院をハシゴしたがる

変な患者であるような

恥ずかしさも芽生えてきて

情けない気持ちになるかもしれません。

 

 

しかし、

現在治療中の

患者さんの多くは

紆余曲折する診断名にめげず

いろんなことを

いろんな場所で言われながら

 

今できる最善の治療を

模索していることを

知っていただきたいと思います。

 

http://majinemusugi.hatenadiary.jp/entry/2017/03/29/112846

 http://majinemusugi.hatenadiary.jp/entry/2017/03/29/045452