胡蝶のオラクル

直感を使ったことを記録します。予感することから、確信することまで。

サリバン先生に教わる家族の連携

映画の面白さに目覚めました。

通りがかった劇場で
アルバイトの人に声をかけられ。


お嬢さん
さあ、お入りなさい…と。
パソコンで観るのとは違うのよ~
ここ最近若い子がハマってるのよ…と。

その日はそそくさと逃げ帰りましたが

1000円で昔の映画が観られる
企画があると知って
再び劇場に足を運びました。

 


お目当てはアーサー・ペン監督の
「奇跡の人」

ヘレン・ケラーとサリバン先生が
出会った時期の物語です。

( これとはちょっと別だけど↓笑)

 

奇跡の人 [DVD]

奇跡の人 [DVD]

 

 

 

障害児教育に携わる者としては
この機会を捉えて
ぜひとも観ておきたいと思ったのでした。

 


念願叶って
観てみると。

「そうだったのか…」がたくさん。

 

 

 


偉大な教師のはずのサリバン先生。
以外にも
ケラー家に到着したときの印象は
あまりよくなかったようです。


汽車を降り、
迎えにきたヘレンの兄に
トランクを持たせない気丈っぷり。

 

母親には
到着が遅れたことをたしなめられ

 

父親には
サングラスで
視覚障害があることが伝わり
子どもを任せて良いものかと心配されます。

 

さらに
元不良少女のサリバンは、がさつな性格。
父親の嫌いなアメリカ北部地方の出身。


兄は、
両親がヘレンに対して
その場しのぎの対応しかせず
しかるべき教育を施そうとしていないことに
気づいていながら、

 

父親に面と向かって
意見を言うことができません。

 

そのため
ヘレンに手を焼く
母親やサリバンに向かって
冷めた口調で嫌味を言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

よく耳にする

「父兄が学校の先生を尊敬しなくなった」
なんて、
甘っちょろい!

 


奇跡の人は
こんな逆境の中で
自分の指導を貫いたのです!!

 

自分も教員として、

生徒だけでなく
保護者と本気で向き合ってきただろうか。

振り返ることとなりました。

 

 


サリバンのすごいところは
家族4人ともを、
それぞれヘレンの元へ
導いたところです。

 


学校を卒業したばかりの
サリバンは、
雇い主である父親から
契約を継続してもらう必要がありました。

 

相手が誰であっても
主張を曲げないサリバンは
ヘレンの父親
何度も激昂されますが、

相手の出す条件を聞き入れて
粘り強く交渉し、

妥協のない教育計画を
提案することで
契約を継続させます。

 

 

次に、
母親の甘やかしから
ヘレンを引き離すことが必要でした。

 

その提案は母親にとって
心地よいものではありません。
自分を頼りにしているヘレンを
厳しい教師に預けるのは
可哀想と感じるからです。

 

サリバンは
ヘレンを遠くへはやらず、
自宅の離れを使って

ヘレンにそうとはわからないように
寄宿生活をさせる提案をしました。


ここでも毅然と
教育には厳しさが必要であることを
主張します。


そして!
ここが一番の
教育者向け推しシーンなんですが…

 

あまりに厳しすぎる指導に
納得できず、
ヘレンを抱きしめて
返そうとしない母親に、

サリバン先生は
「指導させて下さい。」

とお願いするんです。

 


私はこのシーンではっとしたのです…

 

 

普段公立の学校に勤めていると
子どもたちが入学するのも
登校するのもあたりまえ。

 

しかし、違うよな…と。
当たり前じゃないですよね。

 

本来は、こんなふうに
大好きなヘレンを
抱きしめて離したくないお父さんお母さんたちに、
「指導させて下さい。」とお願いして
おそるおそる預けてもらっている。


だから、
教室で子どもたちと過ごすことができる。

 

このありがたさを忘れてはいけないな。

 

 

 

 


自分が指導させていただける光栄は
当たり前じゃないけど、

 

子どもが親から離れて成長するってとこは
教育者として譲ってはならない。

 

そんな
深い謙虚さと、高いプロ意識の
共演に感動を覚えました。

 

 

物語が佳境に入ると
「指導の邪魔をしないで」と叫び
家族を寄せ付けずに
ぶちまけた水を汲ませるため
ヘレンを外へ連れ出すサリバン。

 

サリバンを捕まえるために
追いかけようとする父の進路を
長男が塞ぎます。


サリバンに感化された彼は
初めて父親と対決するわけです。

 

かっこいいっすね。
ここは一般向け推しシーンですね。

 

 

 

 

ヘレンの成長をめぐって
家族が変わってゆく。


その起爆剤でもあったサリバンは
生徒の家族を
「家族」集団ひとくくりではなく


1人ずつに向き合って、
1人ずつを変えていったんですよね。

 

なかなかハードでしたが、
そんなところが
とても深い学びとなりました。

 

 

 

ヘレン役のパティ・ドゥークの迫真の演技も
見事でした!

とはいえ、演技ですから、
指導場面は 本物の子どもたちの魅力に
かないません笑


もし特別支援学校の教室を

覗いてみる機会があったら
子どもたちにあふれる好奇心の表現を
探してみて下さいね。

 

 

 

今日の旦那

 

マッサージ屋さんに行ってきて気持ちよかったそうです。